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飛露喜 純米吟醸

飛露喜 純米吟醸 生詰(黒ラベル)
飛露喜①通称”黒ラベル”純米吟醸のスタンダード酒です。このブログに書くのは初めてになりますが、会津にいる元部下から「会津を忘れないで・・・」と奈良萬のひやおろしとペアで送ってくれました。今回は、わたしが日本酒にはまったきっかけとなった廣木酒造物語を記します。

9代目にあたる廣木健司氏が跡を継いだ時点では廃業さえ視野にあったというのは有名な話です。蔵を継いだ時点の生産量が600石(1石は1升瓶換算で100本)弱。それが今は1,600石にまでに増えたそうですが、これ以上は設備の増設余地がないとのこと。

飛露喜③引き継ぐ前は、ご両親と仕込み時期に南部から来る杜氏(とうじ)の実質3人で切り盛りし、酒も価格で勝負の経済酒で、もっぱら北海道へ出していたそうです。その後高齢のため杜氏が引退することになり、お父さまも高齢で重労働はできない。ご両親はこの際、廃業してもいいと言ったそうですが、造り酒屋の長男として一度も酒造りに挑戦しないのはどうかと考えた。といっても、2~3年やってみてダメだったら、サラリーマンに戻ればいいくらいの考えだったそうです。

飛露喜④ところが帰郷して3年、お父さまが亡くなられ、造り酒屋でありながら、味のことを語らないまま酒造りをやめることがひどく心残りで、本質のところで酒造りをし、戦ってみようと決意したそうです。当時は淡麗辛口が特徴の新潟の酒が全盛。これらと真正面から戦うことはできないが、保存性の関係で一般の流通には乗せられず、大手の酒蔵では出しづらい無濾過生原酒なら勝負になるのではと考えて挑戦した。

飛露喜⑤そんな折、NHK福島放送局から『新日本探訪』という番組で取材させてほしいと。日曜夜の放送で、ねらいは、多くのサラリーマンが翌日の出勤時に『世の中にはこんなに大変な人がいる。おれも頑張ろう』と思うような内容にしたいというものでした。この番組に取り上げられたことで、今では、地酒の聖地と呼ばれる東京都多摩市の小山商店さんが偶然この番組を見て声を掛けたそう。こういった酒屋さんとのネットワークができ、その時点では自分なりに満足できる酒ができても、どこにどう売ればいいのかまったく分からなかったが、この人たちがうまいと言ってくれる酒を造ればいけるのじゃないか、そこに賭けようと考えたのだそうです。

飛露喜⑦従来造っていた銘柄は「泉川」。味で勝負しようと決めた時、まったく違う銘柄名にしようといろいろ考えた末に、酒蔵の名前でもある廣木から、喜びの露が飛ぶというのはめでたいし、それに字面も響きもいいので、この名前を選んだとのこと。そして数々の苦労を乗り越え、以降は、ご存じのとおりポスト十四代と言われ、常に高い評価をされ、あっという間に入手困難酒に。高木氏と同様、日本酒の新しい幕を開け、若手蔵元の憧れの人となり、而今や寫樂など、次のジェネレーションの人が続々と彼らに追いつけ追い越せと出てきました。


飛露喜⑥原材料 米、米麹
使用米 山田錦・五百万石
精米歩合 50%
日本酒度 +2
酸度 1.7
アルコール度 16度以上17度未満
製造年月 25.9

合資会社 廣木酒造本店
福島県河沼郡会津坂下町字市中二番甲3574


「いいかも!10連発!」
感想はまた後日(^^)/

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THEME:日本酒 | GENRE:グルメ |

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